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相続は簡単でしょうか? [相続]

「相続」という言葉はなじみのある言葉ですが、実際に当事者となって相続を経験したことがある人はそれほど多くはないでしょう。近しい親族がお亡くなりになったときに「相続人」として「相続」にかかかわることとなりますが、それは何回も繰り返し経験するものでもありません。人生で一回か二回経験するくらいのものでしょう。回数は少なくとも誰でも必ず経験するのが「相続」だといえます。その意味では相続の知識を知っておくことは有用でもあります。

簡単に言うと「相続」とはお亡くなりになられた人が生前持っておられた財産と負債の一切を別の人が承継すること、つまり引き継ぐことです。
亡くなられた人を「被相続人」、引き継ぐ人を「相続人」といいます。
原則として土地、建物、現金、預貯金、有価正面等のプラスの財産だけではなく、銀行借入れ、その他の借金、保証人としての債務、その他の支払債務、すなわちマイナスの財産もすべて引き継ぐこととなります。
被相続人が個人で事業を行っていた場合(株式会社や有限会社などの会社ではなく、個人事業主として事業を行っていた場合)には、事業上の資産と負債も相続の対象となりますので特に注意が必要です。事業上の負債は一般的には何百万、何千万、あるはそれ以上の多額になる場合も珍しくありません。

相続は簡単に見えるかもしれませんが、難しい問題も多く含まれてきます。
相続の事案は千差万別であり事案の数と同じ数の多種多様な問題が含まれているといっても過言ではありません。
相続は相続人の権利義務関係を大きく変化させかねません。判断を誤ると思わぬ不利益を被ることもあり得ます。相続の問題に直面した時には注意深く対処し、専門家に相談しましょう。
261011
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